昨年10月、不動産会社の取り組みを競うコンテスト、Real Estate Agent Awards （ＲＥＡＡ）にて初代グランプリとなったのが
omusubi不動産代表の殿塚建吾さんでした。入居者さんとおこめをいっしょにつくるコミュニティ、古民家やレトロなマンション
をサブリースし、リノベーションしてシェアハウスやアトリエとして貸し出す取り組み、入居者が自由にカスタマイズでき
原状回復不要のＤＩＹ賃貸等、omusubi不動産さんの取り組みは一般的な不動産仲介・管理会社の取り組みと一線を画します。
これまでの不動産会社が嫌がったことをされています。繁盛店物語も際限なくお手伝いできる領域を拡げていきたい思いは
同様で、共振しました。ちなみにＲＥＡＡを"不動産業界のＭ１グランプリ"と評する代表殿塚さんの人柄にも惹かれます。

千葉県松戸市は東京都の東部に位置し、江戸川を隔てて東京都（葛飾区、江戸川区）に隣接します。居住人口は県下４位とはいえ、
県庁所在都市である松山とさほど変わらない約49万人。近年は東京のベッドタウンとして発展している。松山とは「戸」か「山」か、
という「松」つながり。

千葉県松戸市といって広く、omusubi不動産さんは、市の中心となる松戸駅から私鉄で４駅離れた新八柱駅が最寄り駅です。
駅前には郊外駅の理想的なロータリーが設けられており、タクシーが更に郊外への居住者向けの送迎待機をしており、
フランチャイズ店各種が揃っていました。当然に、緑や青の不動産フランチャイズ店も駅近から軒を連ねています。
老舗の不動産屋には「貸農園」などという募集も。omusubi不動産さんは駅から３分歩いた日本の道百選にも選ばれた
さくら通りの中にあります。

2014年に殿塚さんが不動産事務所の開設できるテナント探しをしていた際にはどこもシャッターが下りていたとは信じがたい、
葉桜となった並木がいい気を発している通りの中ほどにomusubi不動産さんの事務所はあります。右隣には設計事務所が、
左隣のカフェは立ち上げから関わって、運営を共同でされています。訪ねた日の晩のトークイベントのための資料の作成を、
事務所隣のカフェで準備されていました。omusubi不動産さんの屋号は、大切にしていること４つの「Ｏ」を結ぶ意で名付いてます。
大切にしていること【Ｏrganic】【Ｏld】【Ｏurselves】【Ｏriginality】。omusubi不動産さんが不動産会社として特別なのは
「大切にしていること」が不動産会社として特別だからです。

八柱のまちを歩きました。omusubi不動産さんが作られているマップの拠点を追って歩きました。その晩、川を隔てた北千住で
殿塚さんのトークイベントがありました。テーマは「まちと育つ」。

omusubi不動産さんが存するまちのはなし。歩いて見てきた
まちなみを浮かべながら聞く夢（育つ）のある話でした。

omusubi不動産：http://www.omusubi-estate.com/