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インタビュー

可能性を感じたこの町で、自分の思い描いていたお店を実現。 カラダにやさしい"おいしい"をたくさんの人に食べてもらいたい。

毎日のおいしいもの まとか


店名の由来とお店の特徴を教えてください。

「まとか」には、フィンランド語で「旅」という意味があります。ここをオープンする前に、フィンランドを旅したことから名付けました。また、「毎日のおいしいもの」には、「中華」とか「イタリアン」とかいったジャンルに限定せずに、「おいしいもの」という幅広い括りで料理を提供したいという思いを込めています。お店の特徴は、“カラダにやさしい”ということ。できるだけ肩肘張らず、「毎日行ける食堂」をコンセプトに、メニューや価格を決めています。

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料理へのこだわりについて教えてください。

「まとか」の食材は、できるだけ無農薬の野菜を使うように心がけています。無農薬の農家さん2軒と契約していて季節ごとに旬のものを持ってきていただているのですが、それだけでは賄えないので、足りない分は市場から仕入れています。お米も無農薬・無肥料栽培にこだわり、「まほろば」という団体の一員として自分たちで作っています。健康に気遣った食事は、わりと味気なかったりすると思うんですけど、味付けや調理方法を工夫すれば“ちゃんとおいしいものが食べれる”というのを知ってもらいたい気持ちでやっています。

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どんな食事メニューを提供されていますか?

食事メニューは毎日日替わりで、できるだけ旬のものを食べられるように取り入れています。ランチタイムは数種類のおかずとお味噌汁がついた「日替わり玄米定食」をメインに、それにお肉が付いた「お肉の玄米定食」、お魚が付いた「お魚の玄米定食」、そして「カレー定食」などがあります。また、デザートも季節によって変えています。契約しているパティシエさんに作ってもらっているのですが、一緒に何度も何度も試作品を作って、ブラッシュアップを重ね、どこに出しても恥ずかしくないデザートに仕上がっていると思ってます。

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店舗デザインなど、こだわったところを教えてください。

北欧風のお店を意識しつつ、ブルーやオレンジの壁紙をベースに、絵を飾ったり観葉植物などの緑を配置して、あまり冷たい感じにはならないように気を付けました。お客様が「おしゃれすぎて行きにくい」と構えてしまうお店にはしたくなくて・・・どんな人でも来やすい内装を意識しました。お一人様でも気兼ねなく来ていただけるようにカウンター席を作ったり、小さなお子さんを子育て中のお母さんにも来ていただけるよう、ベビーチェアやおむつ替えのスペースも用意しています。

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今回の独立・出店に向けて、一番に取り組んだことは何ですか?

まずは物件さがしですね。「どういう雰囲気にしたいのか?」「どんなコンセプトなのか?」「どんな本を置くのか?」とか・・・自分が表現したいものを具現化してリストアップし、それに合う物件をさがすところから始めました。あとはメニューの試作です。オープン前から家でメニューの試作を何度も繰り返ししていました。
その頃から店内に置きたいなと思っていた本も、気づけばかなり増えていますね(笑)。自分も読みたいし、お客さんの気づきのきっかけになるんじゃないかなというのもあって、どんどん買って入れてます。私の趣味の範囲内の本にはなりますが、いろんなジャンルの本をいっぱい置いていて、お客様は本を楽しんで、私は「どれ読むかな?それ読むんだ!」と見て楽しんでいます(笑)。

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出店場所はどのように探しましたか?

場所は、大街道か、千舟町か、ロープウェイ街か、その近辺くらいに絞って、「15坪くらいで飲食ができる物件を知りたい」みたいなことをいろんなところにメールしました。いくつか提案はしてもらったんだけど、なかなか気に入るところがなくて・・・。そのタイミングで、ステクルの渡部さんに「柳井町の物件、良かったら見に行ってみますか?」と言われて、この場所とあと何軒か見せていただきました。ここは広さも程よくて、しかもトイレが2つあるうえに、バックヤードも取れるってことで、「ここや!」と思って、そこからは早かったですね。それから渡部さんに「面白い不動産会社の担当者さんがいるから」と繁盛店物語の牧さんを紹介してもらって、契約の話を進めていきました。

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テナント探しでこだわったところと、出店の決め手を教えて下さい。

まずは「トイレが付いているところ」です。トイレの設置工事にはすごく費用がかかるので、もともとトイレのあるところが良かったです(笑)。あとは、「カウンターをつける」というのは絶対に譲れなかったですね。細長い間取りのところはカウンタースペースが取れないのでダメでした。また、料理は1人でやるつもりだったので、遅い時間まで営業することができないなと思っていて・・・お客様がここで食事をしたあと、2次会に繁華街に行けるぐらいの距離にある場所がいいなと思っていました。柳井町はギリギリ良かったという感じです。
あとは、「rodan-caffé(ロダンカフェ)」さんが柳井町に出店されていて、柳井町の雰囲気がとても良くなっていたのも私としては大きかったですね。ステクルの渡部さんの存在もあって、柳井町商店街の今後の発展に可能性を感じたのも決め手のひとつでした!

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これから、どのような店舗にしたいと考えていますか?

今はカフェタイムを閉めているので、カフェタイムを復活させたいというのと、リピーターさんをもっと増やしていきたいですね。今でもありがたいことにたくさんの方に来ていただいているのですが、お昼に来られた方が夜も来られるとか、もっといろんな時間帯に気軽に来てほしいなと思っています。あとは、新規のメニュー開発にもこだわっていきたいですね。

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今後の展開や将来の夢について教えて下さい。

こことは違う業態のお店をもうひとつ、柳井町で出したいと考えています。パン屋をしたいなと思ってるんです。いい物件が空いていたら、ぜひ紹介をお願いしますね(笑)。どんなパン屋さんかというと、流行に乗っかるのではなくて、もっと気軽に食べれて、自分が本当に美味しいと思うパンを出すお店。ただ、私が作るのではなく、パン職人さんと一緒に試食を重ねて新しく作っていくというスタイルです。パン職人さんも全員が独立してパンを焼きたいわけじゃなくて、リスクは負いたくないけど、パンは作りたいって人もいると思うんですよね。私がオーナーとして店の運営の責任は持つので、パン作りに対して向上心のある方と一緒に、美味しいパンを作っていけたらいいなと思っています。

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お客様へのメッセージをお願いします。

堅苦しく考えすぎたり、頭でっかちになってもいけないと思うのですが、世の中に普通に売られている食べ物の中には体に悪いものもたくさんあるので、それをちょっとでも減らすきっかけになれたらなと思ってお店をやっています。大量生産したり安く作るために食品添加物が使われているんですが、添加物が入ったものの味に慣れていると、それがないと味が薄いなと感じたり、旨味がない気がしたりすると思うんです。でも、実際は添加物がなくても素材が良ければ美味しいんです。普段は安いファストフードで済ましている方が、私の店で野菜の美味しさに気付いて、もっと健康な人が増えたら嬉しいですね。健康に気を遣った料理って味気ないと感じる方もいらっしゃると思いますので、ちゃんと手をかけて作れば美味しくて健康的な料理ができるということを、この店で伝えていければなと思っています。

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インタビューにお答えいただきありがとうございました!

毎日のおいしいもの まとか

愛媛県松山市柳井町1-13-12
TEL:089-909-5603
営業時間:11:30 - 15:00(LO14:30)、17:30- 21:00頃
定休日:日曜日

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店舗・テナント専門店「繁盛店物語」

〒790-0012 愛媛県松山市湊町1丁目1-16 [MAP]

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定休日 毎週水曜日・日曜日

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