
なんだかんだで未だに引越しができてないボク。
そもそも物件が決まらないのだ、これが。

何もかもがヤツせい、彼の存在目的は「お部屋探し+お困りごと対応」なはずなのだが。。。

確か前回は海辺の近くの物件を紹介された、そもそも一人暮らしなのに、なぜか3LDKの物件を。
いろいろ歩きながら考える、ボクにはそこまで広さは必要ない。
たたみ1畳分のスペースさえあればいいのだ。(それだけあれば、人は眠れる)
最低限のスペースさえあればいいのだ。(まぁ、できれば安くて、綺麗であれば尚更良いけど)

『よしっ!それならコッチだQ〜』

ああ、また現れやがった。
お部屋探しに悩める人々の前に現れる、お部屋探しの精【レスQちゃん】である。
毎回、ボクの前に現れて要らぬ混乱を招くレスQちゃん。
「今度もまた3LDKですか?」
『今回は安くて広い、一人暮らしにピッタリのコチラの物件』

『パルフラット・リマだ!』


「なるほど、一人暮らし用の物件みたいだね。外観も乳白色で綺麗だ」

「掃除も行き届いて、共用部も綺麗ですばらしい!」
『あたりまえだ!!』


『では、室内に入りたまえ。』



「必要最低限にまとめられているね。何気に室内洗濯機置場なのがいいねぇ〜」


『浴槽の狭さはきにならないのかね?湯船に浸かれんぞ。』
「一人暮らしはシャワーで十分、贅沢は敵だよ。」

『キッチン狭さはきにならないのかね?一口コンロは不便だぞ。』
「この広さで十分、すべては工夫しだい。二口は贅沢だよ。」

「うん、この広さで十分。大満足な広さだよ。」
『フフ、上を見たまえ。』
「んっ!?これは!!」
『あぁ、ロフトだよ。』

「!!」

『1Kの部屋にもう1つ部屋があると考えればいい。』
「ゴクリ。」
『エライ人にはわからんかもしれんが、キミなら理解できるだろ?』
「えぇ。」

『上から見下ろす洋間は格別だろ?』
「これはイイものですね。」

『いかがだったかな?リマも良いであろう??』
「最高ですね!申込でおねがいします!!」

ボクのお部屋探し物語も最終章なのだろうか?
本当にココで良いのか?もっと良いものがあるのではないか?
色々と欲望が渦巻く。。
「あぁ、お部屋探しは難しい。」
お・し・ま・い
ぱるりま
ぱるりま(ケータイ小説Ver)

愛媛県の賃貸不動産なら日本エイジェントへ